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2014.10.08

ワーキング・ペーパー(14-009E) 「A note on hump-shaped output in the RBC model」

本稿はワーキング・ペーパーです

 景気後退や金融危機において、GDPは「こぶ状(hump shape)」の反応をすることが知られている。負のショックが生じると、すぐにGDPは落ち込むが、その後数期間にわたって反応が増幅され、さらにGDPは落ち込む。ボトムは数期間後に訪れた後、回復に向かう。このような動きから、こぶ状の反応と呼ばれ、景気循環モデルを構築する際に再現すべき特徴となっている。通常、こぶ状の反応の再現には、さまざまな摩擦的な要素(例:投資や労働の調整費用など)の導入が必要とされている。

 本論文では、そのような摩擦的な要素の導入無しに、最も単純な実物的景気循環モデル(Real Business Cycle model, RBC model)においても、持続性が強い技術ショックの下では、弱いながらもGDPの「こぶ状」の反応を再現できることを示した。




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