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「医療技術評価ワークブック-臨床・政策・ビジネスへの応用-」

「医療技術評価ワークブック-臨床・政策・ビジネスへの応用-」

  • 鎌江 伊三夫
  • 出版社 じほう
    ISBN 9784840748490
    価格 本体4,000円+税
    発行 2016年6月初版

     医療技術の進歩と医療費の高騰という流れのなか、現在では医療に対し、医学的効果や患者のQOLのみならず、費用対効果という観点からも評価が求められるようになっています。

     欧州を中心とする世界各国では、そのような評価を医療政策や薬価に反映する取り組みがなされていますが、わが国でも2016年4月から、費用対効果の評価が薬価算定ルールに試行的に導入されることとなりました。

     本書は、その新制度に対応するため、医療技術評価の基本的な考え方から現在検討されている最先端の手法までを、深くかつ平易に解説しているほか、要点をまとめた「Key Point」や復習用の「Self Check」で学びやすさを工夫。厚労省のガイドラインについては、全文に沿って理解を深めるための解説を追加。実践能力アップのための演習問題も豊富に盛り込み、類書にない方法論と実用性重視のワークブックです。


    (株式会社じほうHPより引用)



    推薦の言葉

     医療技術評価に関わる待望の標準テキストが、この分野の第一人者 鎌江伊三夫 教授の執筆により刊行されることになった。医療技術評価は、医療における技術発展と財政逼迫の下で、医療が人々にもたらす最善の価値を実現する有力なツールであり、グローバルなヘルスケアの世界では必須の知識・ノウハウである。すでに、カナダ、オーストラリア、英国、韓国などユニバーサルヘルスカバッレジの国々では、医療技術評価は医療システムの中で「制度化」されている。

     わが国においても、医療の現場のみならず、成長戦略としての医療技術の海外展開の観点からも、避けて通れない課題である。しかるに、この分野の日本語の成書は10年以上以前に出版されたものがわずかにあるのみで、グローバルな「制度化」の流れに取り残されていた。

     鎌江教授の手になる本書は、医療技術評価方法論のわかりやすい解説に加えて、医療技術評価の「制度化」に欠かせない3本の柱、すなわち(1)制度・政策、(2)ガイドライン、(3)評価組織のあり方まできちんと目配せした包括的な内容で構成されている。しかも演習問題や応用編も付されており、「ワークブック」としても申し分ない仕上がりである。

     これからこの大きな課題に取り組もうとする人すべてに推薦したい指南書である。



    東京大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 教授

    小林 廉毅

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