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2016.11.24

医薬品への保険給付―重要性に応じ配分変えよ―

「日本経済新聞」2016年11月10日掲載

 来年4月に予定されていた消費税率の引き上げは再延期されるが、安倍晋三首相は、2020年度までに国と地方を合わせた基礎的財政収支を黒字化するという財政再建目標は堅持する方針だ。当面、増税は封印されるため、財政再建で重要な論点となるのは、成長戦略と社会保障を中心とした歳出改革となる。

 その際、大きなテーマの一つとなるのが、医療技術や医薬品に関する保険給付の見直しである。世界的に評価の高い国民皆保険制度の骨格を堅持しつつ、新産業創出と財政再建の両立を図る視点に立つ必要がある。

 筆者らは、我が国における医薬品取引のほぼ全てを網羅するIMSジャパンのビッグデータを利用し、医薬品に関する保険給付の改革試案について、その効果を推定、分析している。本稿では二つの試算結果の概略を紹介する。


医薬品への保険給付―重要性に応じ配分変えよ―PDF:134.8 KB

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