トップ > コラム・論文 > コラム・メディア掲載 > 資源・エネルギー、環境 > 【合理的環境主義者の視点】温暖化対策の数値目標は科学によって決められたのか?
はじめに
環境問題における数値目標というと、「科学的・技術的な知見が集められ、可能な選択肢が議論され、最後に政治家が意思決定をする」......という神話が存在する。しかしこれは、しばしば現実とは全く異なる。
地球温暖化もそうであるが、たいていの環境問題において、科学的知見には不確実性が大きく、そのため、数値目標の具体的な設定には寄与しない。なぜその数値目標になったかという説明は、科学ではなく、むしろ人々がどのような思想信条や利害関係のもと、どのような意思決定をするか、といった政治的な振る舞い=「政治学」によって説明されるものだ。
本稿では、まず京都議定書とパリ協定における数字目標設定の経緯についておさらいをしてから、「数値目標の政治学」について、さらに突っ込んで議論をしよう。・・・
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温暖化対策の数値目標は科学によって決められたのか?PDF:1.2 MB
2019.02.12
主任研究員 小黒 一正
2019.02.08
研究主幹 渡辺 努
2019.02.08
研究主幹 岡崎 哲二
2019.02.08
研究主幹 杉山 大志
2019.02.05
研究主幹 杉山 大志
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