外交・安保カレンダー(3月4-10日)

今週のハイライトは5日から始まる第12期全国人民代表大会(全人代)だ。17日に閉幕するというからたった12日間。最低でも150日間、延長されれば半年以上も続く日本の通常国会とは大違い。個人的には国会が12日間で終われば「天国」だとすら思う。

全人代の報道官は何故か女性の外務次官。女性は良いが、全国の人民の代表のスポークスパーソンが何故外務次官なのか。全人代は「日本の衆議院に相当する」などという説明が如何に的外れかよく分かるだろう。

過去数年間恒例になりつつあった国防予算の総額の事前公表を何故か今年は行わないという。この調子では、「習近平体制になったら少し中国は変わるのではないか」といった淡い期待すらも裏切られそうだ。

当面の関心は中国側から対日関係改善のサインが出るか否かだろうが、今のところその兆候はない。そりゃそうだろう。レーダーの対日「ロックオン」あり、対米「サイバー攻撃」ありで、それどころではないはずだ。

中国側の態度はこのまま固まってしまうのだろうか。習近平にせよ、李克強にせよ、カリスマのないサラリーマン指導者ばかりだから、大胆な方針転換はあまり期待できない。日中関係の「正常化」までにはかなりの時間がかかる可能性が出てきた。

中国といえば、ロイターが凄いサイトを作った。Connected Chinaと題されたこのデータベースは公開情報に基づく中国要人の人脈と派閥が非常に詳しく書き込まれている。唯一の欠点は英語表記であり、漢字がないので使いにくいことだ。一見の価値はあるので是非見て欲しい。http://connectedchina.reuters.com/ 


3月3-6日 サウジアラビア安全保障会議(ダーラン)
4日 ケニア大統領選、議会選
4日 欧州議会委員会会議(ブリュッセル)
4日 ユーログループ(非公式ユーロ圏財務相会合)(ブリュッセル)
4日 日銀総裁候補、黒田氏の衆院所信聴取
4日 ユーロ圏1月生産者物価指数
4日 第22回国際金融シンポジウム(国際通貨研究所)、中尾財務官やトリシェECB前総裁ら出席
4-5日 EU雇用・社会政策・健康・消費者問題担当相理事会(非公式、健康)(ダブリン)
4-5日 欧州委員会、デジタルジョブのために大連立を起動(ブリュッセル)
4-5日 核兵器の人道的影響に関する国際会議(オスロ)
4-6日 アフリカ貿易金融会議(南アフリカ共和国・ケープタウン)
4-6日 平成24年度中南米大使会議(東京)
4-6日 UNCTAD、第64回戦略的枠組みに関する作業部会及びプログラム予算に関する国連貿易開発会議(ジュネーヴ)
4-7日 第25回女性差別撤廃委員会、選択議定書下のコミュニケーションに関する作業部会
4-7日 20年夏季五輪国際オリンピック委・評価委の東京視察
4-8日 IAEA理事会(ウィーン)
4-8日 エネルギー業界会議「CERAウイーク」(ヒューストン)
4-8日 欧州議会、科学の世界的な課題とコラボレーション会議(ブリュッセル)
4-8日 第37回拷問犠牲者のための国連任意拠出基金(ジュネーヴ)
4-10日 スキー・フリースタイル世界選手権(ノルウェー・ボス)
4-13日 TPP拡大交渉会合(シンガポール)
4-15日 第57回国連婦人の地位委員会(ニューヨーク)
4-28日 国連総会、第五委員会、再開セッション(ニューヨーク)
5日 第12期全国人民代表大会第1回全体会議(北京)
5日 ミクロネシア連邦議会選
5日 欧州経済・財務相理事会(ECOFIN)(ブリュッセル)
5日 欧州経済社会委員会、危機における積極的労働市場政策への効果的な道具(ブリュッセル)
5日 未来の農業フォーラム(ブリュッセル)
5日 国際麻薬•コントロール•ボード(INCB)の年次報告書発表(ニューヨーク)
5日 EU・ノルウェーエネルギー会議
5日 オーストラリア準備銀行理事会
5日 ニュージーランド国勢調査実施
5日 日銀副総裁候補、岩田氏・中曽氏の衆院所信聴取
5日 ユーロ圏1月小売売上高
5-6日 WTO知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS)理事会(ジュネーブ)
5-6日 ブラジル中央銀行、金融政策審議会(COPOM)
5日か6日 ロシア2月CPI発表
5-7日 黒海石油•ガス•フォーラム2013(ブルガリア)
5-8日 人権委員会、第107回コミュニケーション上のプレセッション作業部会(ジュネーヴ)
5-10日 台北国際工作機械見本市
5-12日 イスラエル大統領、ロビー活動の為ヨーロッパを訪問
5-17日 ジュネーブ国際自動車ショー
6日 欧州経済社会委員会、2013年市民社会デー(ブリュッセル)
6日 欧州経済社会委員会、インターネットのより責任ある使用に関する会議(ブリュッセル)
6日 アフリカ経済フォーラム2013(南ア・ヨハネスブルク)
6日 カナダ中央銀行、政策金利調整日
6日 ヨーロッパモビリティウィーク(ブリュッセル)
6日 一票の格差訴訟、判決
6日 オスプレイ山口・岩国基地を中心に低空飛行訓練開始
6日 ユーロスタット、2012年第4四半期実質GDP成長率発表
6日 米ベージュブック(地区連銀経済報告)
6日 ブラジル中銀政策金利発表
6-7日 黒海の石油•ガスフォーラム2013(ブルガリア)
6-7日 欧州持続可能なリンに関する会議2013(ブリュッセル)
6-7日 日銀政策委・金融政策決定会合
6-9日 スロベニア共和国大統領、来日
6-13日 サッカー・アルガルベ杯(ポルトガル)
7日 新石垣空港が開港
7日 欧州議会・欧州委員会、欧州競争力報告書発表(ダブリン)
7日 欧州議会委員会会議(ブリュッセル)
7日 欧州中央銀行(ECB)政策理事会(フランクフルト)
7日 欧州委員会、プラスチック廃棄物に関するグリーンペーパー
7日 第2回国連人口賞委員会(ニューヨーク)
7日 イエメンの友人会合(ロンドン)
7日 米FRB、金融機関のストレステストの結果公表
7日 米国1月貿易統計発表
7日 ブラジル1月鉱工業生産指数発表
7-8日 EU司法・内務相理事会(ブリュッセル)
7-28日 第317回ILO理事会、委員会(ニューヨーク)
8日 日銀、金融経済月報公表
8日 EU教育・若年・文化担当相理事会(非公式、スポーツ)(ダブリン)
8日 欧州経済社会委員会協同組合銀行と中小企業に関する第5回ヨーロッパ•フォーラム(ブリュッセル)
8日 ユーロスタット、2012年第4四半期国際収支統計発表
8日 米国2月雇用統計発表
8日 日本1月国際収支発表
8日 中国2月貿易統計発表
8日 ブラジル2月拡大消費者物価指数発表
8日 ASEAN-EUビジネスサミット2013(ハノイ)
8日 第36回日本アカデミー賞授賞式
8-9日 20カ国・地域(G20)シェルパ(首相個人代表)会合(モスクワ)
8-10日 メディカル・フェア・インディア2013(ニューデリー)
9日 マルタ総選挙
9日 オーストラリア・西オーストラリア州総選挙
9日 中国2月消費者物価指数、固定資産投資、社会消費品小売総額発表
9-10日 第10回ASEAN経済相会合(AEM)(ハノイ)
10日 フォークランド諸島国民投票(英国帰属を問う)
10日 米国本土、カナダ、夏時間入り
10日 福島県双葉町町長選
10-24日 相撲春場所初日(大阪)


【来週の予定】
11日 東日本大震災から2年(追悼式、国立劇場)
11日 シドニー休場(アデレードカップデー)
11日 テロリズム被害者の追憶の日
11日 トルコ大統領、スウェーデン訪問
11日 EU外相理事会(ブリュッセル)
11日 EU一般問題理事会(ブリュッセル)
11日 EU運輸・通信・エネルギー担当相理事会(ブリュッセル)
11日 名護漁業協同組合(沖縄県名護市)臨時総会
11-13日 欧州ユース会議と本部長会議(ダブリン)
11-14日 EU・モルドバFTA交渉会合(ブリュッセル)
11-14日 欧州議会本会議、委員会会議(ストラスブール)
11-15日 第56回麻薬に関する委員会(ウィーン)
11-15日 国連人権理事会、第99回強制と非自発的失踪に関する作業部会(ジュネーヴ)
11-21日 米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」
12日 日銀議事録(2月13、14日分)
12日 グリーンランド議会選挙
12日 欧州委員会、次回選挙に関する勧告を提示(ストラスブール)
12日 米2月月次財政収支発表
12日 インド1月卸売物価指数(WPI)、消費者物価指数、工業生産指数(IIP)発表
12-15日 スリランカ民主社会主義共和国大統領、来日
13日 小沢一郎衆院議員の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、一審で有罪判決を受けた元秘書ら3人の控訴審判決(東京高裁)
13日 欧州委員会、旅行客が権利を取得するために新しい措置を提案(ブリュッセル)
13日 ユーロ圏1月鉱工業生産・季調済発表
13日 南ア1月実質小売売上高発表
13日 米2月輸入物価指数、2月小売売上高統計発表
13-14日 仏首相、カナダ訪問
14日 英国商業会議所(BCC)年次総会(ロンドン)
14日 米国2012年第4四半期国際収支、経常収支、2月生産者物価指数発表
14日 ブラジル1月月間小売り調査発表
14-15日 EU首脳会議(ブリュッセル)
14-17日 フィギュアスケート 世界選手権(カナダ・ロンドン)
14-18日 サンパウロ・ファッションウイーク「SPFW」2013/2014夏
15日 ユーロスタット2月消費者物価指数発表
15日 CIS経済理事会(モスクワ)
15日 ユーロ圏2月消費者物価指数発表
15日 米NY連銀製造業景気指数発表
15日 米国2月消費者物価指数発表
15-18日 日銀人事案、採決
16日 ジンバブエ国民投票(憲法案の是非を問う)
17日 自民党大会
17日 千葉県知事選挙
17日 ニューヨークシティー・ハーフマラソン(ニューヨーク)
17-18日 WBC準決勝(米サンフランシスコ)

(宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

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