外交・安保カレンダー(8月13-19日)

 ロンドン・オリンピックも終わり、EUは完全にバカンスモードに入ったようだ。今週の欧州大陸の動きといえば、ドイツのルフトハンザ航空が、ストライキを回避するため、客室乗務員の賃上げを提案することぐらいしか予定されていない。
 欧州で頑張っているのはフランスの外相ぐらいか。この暑い中で15日からヨルダン、トルコ、レバノンを訪問する。議題はもちろんシリアだが、フランスが動いたぐらいで問題が解決に向かうとは思えない。まあ、誰も期待していないだろうが。
 今週最大の注目はやはりエジプトだろう。先週日曜日の国防相ら解任には驚いた。軍との「出来レース」なのか、追い詰められて軍に「喧嘩を売っている」のか、現時点ではよく分からない。
 前者なら米国が間に入っている可能性もあり少し安心だが、万一後者であれば恐らく軍は黙っていないだろう。実態が見えてくるのはもう少し先だろうが、個人的には、「どちらでも良いから、早くエジプトを安定させてくれ」と言いたい。 恐らくこれが大半のエジプト人の本音ではないかと思うのだが・・・。


8月13日 日本第2四半期実質GDP・1次速報発表
14日 日銀議事録(7月11、12日分)
14日 米7月生産者物価指数・消費者物価指数(CPI)発表
14日 ユーロ圏、第2四半期実質GDP成長率発表
14-15日 イラン大統領、サウジアラビア訪問
 サウジがイスラム協力機構の緊急首脳会議を主催する機会に、アフマディネジャード大統領がメッカを訪問するらしい。どうせシリアの話が主だろうが、アサド政権を支持するイランと、カタルを通じてシリアの反政府勢力を支援するサウジとは水と油だ。


15日 終戦記念日、全国戦没者追悼式
15日 韓国では光復節
15日 米7月消費者物価指数、8月NY連銀製造業景気指数発表
15-17日 メルケル独首相、カナダ訪問
15-17日 フランス外相、ヨルダン、トルコ、レバノン訪問
15-19日 山根隆治外務副大臣、ドミニカ共和国、エクアドル訪問
16日 ユーロスタット、7月CPI発表
16日 インドネシア大統領施政方針演説、13年予算案発表
16日 ドミニカ共和国の大統領就任
17日 森本防衛相、沖縄訪問?
 ご苦労様なことです。沖縄との信頼関係回復には年単位の時間がかかるだろうが、とにかく誠心誠意の説明を続けるしかない。次の総選挙後の新政権にバトンを渡すことが出来れば良しとしなければならないだろう。


17日 米国と中南米4カ国、パナマ運河で共同軍事演習
17日 ユーロスタット、6月貿易統計発表
17日 米7月景気先行指数発表
17日 中国7月工業利益
19-21日 断食明け大祭(Eid Al Fitr)(中東諸国)


【来週の予定】
20日 ソマリア大統領選挙
20-31日 米韓合同軍事演習(乙支フリーダムガーディアン)実施
22日 ロシアWTO正式加盟(156番目)
25-9月1日 第44回ASEAN経済大臣会合及び関連会合(プノンペン)
25-9月1日 第14回ASEAN・メコン河流域地域開発閣僚会議(プノンペン)
25-9月1日 第4回日メコン経済相会合(プノンペン)
25-9月1日 第4回カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム経済相会合(プノンペン)
26-31日 ストックホルム世界水週間(ストックホルム)

(宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

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