外交・安保カレンダー(5月30日-6月5日)

 先週23日から2泊3日でピョンヤンを訪問した。ちょうど日本では日中韓首脳会議、中国では金正日総書記の訪中が噂されていた。これらの動きを如何に解釈するかは案外難しい。韓国では中朝間がギクシャクしていると報じられた。
 ちょうどその頃から、中国の内蒙古自治区で反政府デモが起きているらしい。チベットやウイグルとは異なり、モンゴル系住民の抗議運動がこれほど表面化することは珍しい。
 もちろん、中国治安当局側は徹底的に弾圧するだろうから、抗議運動が長続きするとは思えないが、中国政府としても頭が痛いはずだ。歴史的に内モンゴルと外モンゴルでは中国に対する意識が異なるとの通説の真偽がこの数週間で分かるだろう。
 
29日 ナイジェリア大統領就任式
 キリスト教徒のジョナサン大統領がムスリムの有力候補を退けて大統領に当選したのは4月、それ以来、同国では混乱が絶えない。アフリカ最大の人口を擁するナイジェリアはアフリカの有力産油国でもあり、同国の不安定化は懸念材料である。

29-31日 第9回ASEAN地域フォーラムテロ対策及び国境を越える犯罪に関する会期間会合(マレーシア・クアラルンプール)
 日本が共同議長を務めるこの会議はARF域内のテロ及び越境犯罪の情勢についての評価,ARFの決定事項についての進捗状況を確認するとともに、今後の方向性について意見交換を行うという。

30日 古川聡宇宙飛行士、ロシア・ソリューズ宇宙船で打ち上げ
 日本人では3人目の国際宇宙ステーション長期滞在者となる、期間は約6ヵ月間だそうだ。
30-6月3日 ASEAN・オーストラリア・ニュージーランド自由貿易協定(AANZFTA)合同協議会(ニュージーランド・ウェリントン)
30-6月3日 第1回コロンビア・トルコ自由貿易協定交渉(ボゴタ)
31日 第6回太平洋・島サミットに向けた有識者会合(東京)
 菊田外務大臣政務官が出席する。太平洋・島サミットは親日的島嶼国・地域が多く、目立たないが重要な会議だ。日本は、1997年に第1回太平洋・島サミットを開催して以来3年毎に開催しており、第5回の前回は2009年北海道トマムで開かれている。ちなみに次回第6回サミットは2012年5月沖縄で開かれる予定だ。

31日 世界禁煙の日(World No-Tobacco Day)
 タバコを止められない人にとっては実に嫌な日である。

31-6月3日 世界大都市気候変動サミット2011「C40 Cities−Climate Leadership Group」(サンパウロ)
31日 カナダ中銀、政策金利調整日
31-6月3日 熱帯雨林流域サミット(コンゴ)

6月1日 タイ中央銀行金融政策決定会合
1-4日 チュオン・タン・サン・ベトナム共産党書記局常務の訪日
2日:石油輸出国機構(OPEC)定例会議(ウィーン)
2-3日 ミレニアム開発目標(MDGs)フォローアップ会合(東京)
2-3日 第3回ラテンアメリカ・カリブ海諸国地域会合
3日 メルコスール環境相会合(パラグアイ)
4-6日 中国の端午節休暇
5日 世界環境の日
5日 青森県知事選
5日 台湾で環境教育法を施行
5日 ペルー大統領選挙決選投票
5日 ポルトガル議会総選挙
5日 マケドニア議会総選挙

【来週の予定】
6-7日 ASEM(アジア欧州会合)外相会議(ブダペスト)
6-10日 第7回世界イスラム経済フォーラム(アスタナ)
6-10日 IAEA理事会(ウィーン)
7-8日 WTO・TRIPS理事会(ジュネーブ)
7-9日 アフリカエネルギー会議「Energex Africa」(ヨハネスブルク)
7-10日 第12回中国国際環境保護展覧会「2011CIEPEC」(北京)
8日 OPEC第159回通常総会(ウィーン)
8日 世界海洋の日(World Oceans Day)
8-10日 第7回世界商工会議所大会(メキシコ市)
8-10日 第33回国際環境産業技術・グリーンエネルギー展「ENVEX2011」(ソウル)
10-19日 国連開発計画(UNDP)による黒海貿易・投資プログラム(ルーマニア・ブカレスト)
12日 トルコ総選挙

(宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

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